写☆新世界展

http://www.smt.city.sendai.jp/sekai/
せんだいメディアテーク6Fギャラリーにて8月25日まで。
写真の誕生から今日までを概観できる小さな「写真の歴史の教科書」のような展覧会。
現代ドイツや最近のアメリカ等、抜けは色々あると思うけれども、写真というメディアがフランスで誕生し、アメリカで成長し、東京で爛熟を迎えようとし、上海で新たな表現の礎になっている、と言うことを感じ取ることのできる展覧。
これだけ有名な写真のオリジナルプリントが、このように一同に介するのは珍しいと思う。
木村伊兵衛オリジナルプリントなど、珍しい出物も多い。
歴史の概観という形式のせいか、個々の作家についてはあっさり触れるに留まっているところが残念だが、展示面積からこれ以上は望めないだろう。
写真に興味を持っていて、気軽にせんだいメディアテークに足を運ぶことが出来る人は見なければ損、と言っても良いほどの出来。
展覧会図録は出展作品全てが載っているわけではなく(半分も載っていないのではないだろうか)やや残念な出来。