2018年に手にした機材に関する個人的なまとめ

2018年はプライベートでの撮影があまりできなかった。プライベートで最も使ったカメラはCanon PowerShot G7X。このカメラは用事があって外出する際、鞄に入れておくカメラ。普段持ち歩いていたこのカメラで、一年に撮影した(仕事以外の)写真の三分の一を撮った。仕事の撮影ではCanonの一眼レフを主に使用して、補助的にNikonの一眼レフを使用していた。

Canon PowerShot G7X
普段持ち歩くカメラとしてしばらくRX100初代を使っていたのだけど、明るい望遠端と広角24ミリが欲しくなって導入。既にmk2が出ていたけれど、私としては大きな違いを感じなかったので安価に導入できる初代で。その広角端は周辺が緩いのだけど、まあ細かい事を言い出したらきりがない。このサイズこの画質がこの値段でパッケージされていることが重要。

LUMIX GX7mk2

GM1に買い足す形で、OLYのPZ14-42と組み合わせて導入。GM1にはないホットシューが欲しい時、重い機材は持ちたくないけどG7Xではこころもとない時、等に持ち出す中間的な存在。レンズの問題かもしれないけれども、シャドーの粘りがもう少し欲しい。これもまた細かいことを言い出すときりがないけど、サイズ、画質、価格の総合的なパッケージとしてみると優れていると感じる。

Nikon D7100
2018年前半に使っていたが、途中で手放した。ローパスレスAPS-C機を試してみたかったので導入したのだけれども、とにかくレンズ選びに苦労した。試したAPS用レンズはどれもこれもどこかに問題点を抱えていて、使いたいレンズが見つからなかった。またレンズがおしなべて大きく、ボディもミラーボックスの厚みがあり、システム全体として小さくならない。センサー性能そのものに大きな不満はないのだけど、レンズをつけたボディサイズに対しての画質に納得がいかなかったり、レンズの欠点を我慢しながら使う、という状況にどうにも肯定的になれなかった。基本的に動きものを撮らないので、動体に対するAF性能が必要ないのも入れ替えの決定を後押しした。

Fujifilm X-T1
X-T2 or H1を仕事のカメラとして使えないかという検討を兼ね、2018年後半に導入。結局、フジの作法に慣れず手放すことに。一番慣れなかったのはシャッタースピード変更の仕様。シャッタースピードダイヤルは一段刻みなので、シャッタースピードを1/3段刻みに動かすには前後ダイヤルを使用するのだけど、それだとシャッタースピードダイヤルで設定したシャッタースピードの±2/3段までしか調整できない。私は撮影中にシャッタースピードとISOを大きく変更することがあるので、この仕様は使いづらかった。
ただ、カメラとレンズのシステムとしてはとてもよかった。私が触った範囲のレンズはどれもシャープでよく写るし、大きさも許容範囲。一眼レフスタイルのT、レンジファインダースタイルのProとE、しっかり握れて手振れ補正が効くH、とスタイルでラインが設定されているのもいい。

もし今、ゼロからシステムを組むとしたらX-T3かG9を選びたい。

・仕事のカメラ
CanonNikonを比較して年末にCanonSONY(+MC-11)で行くことに決め、Nikonの機材を一括処分した。メインはあくまでCanonで、SONYはMC-11ありき、Canon機の苦手な撮影を埋める形での運用になる(ので求める性能がすべて揃っているCanonのミラーレス機が出たらCanonに統一したい)。Canonに残ることにした最大の理由は、色表現。次に、レンズ(主に70-200/2.8L IS2とTS-E 17/4L)。その次に使い勝手の良さ。
カメラ・レンズ以外では照明機材やスタンド類の整備にぽつぽつ注力していて、ロケ用のメインストロボがプロペットだったのがエリンクロームになった。エリンクロームはRotalux softbox用のスピードリングが優秀で、一々芯棒を外さずに組み立て・折り畳みできるのでロケで重宝する。

そんなわけで機材が少しづつ増えてきて、置き場所がなくなってきたので困っているところ。