2017年に手にした機材に対する個人的な印象まとめ Part3

手元にあって、ここに取り上げられていない機材はそれなりにある。多くは2017年以前から所有しており、とりたてて書く必要が感じられなかったもの。

・RX100(個人的評価:7/10)
良いカメラだが、同時にここがこうだといいのにな…と思うことが多いのでその辺を。
RX100についている換算28-100ミリのレンズはズームレンジも手ごろでたいへんシャープ。だが、テレ側の最短撮影距離が長い、テレ側の開放F値が暗いという問題を抱えている。さらに欲を言えばもう少しワイド側が広いと嬉しい。RX100mk3になってレンズが一新され、これらの問題は解消されたのだけど、今度は換算24-70ミリとテレ側が削られてしまった。テレ端は結構使っているので、これがなくなるとちょっとつらい。

・Manfrotto 190 アルミ四段(個人的評価:7/10)
脚のみ購入、雲台は所持していたマンフロットの410を使用。
マンフロットの脚はこれまで25周年記念の055B(雲台は141を410に換装)をメインに、サブに294A3を使用していたのだが、ハスキー四段を購入したことでハイアングルはハスキーに任せるようになり、アイレベル以下は190で対処するようになった。とりまわしやすいサイズでローアングルも楽、追加のオプションなしで簡易的なせり出しも出来、とても使いやすい三脚。
不満があるとすれば、パイプがやや肉厚で四段あるせいか最下段の脚がやや細いこと、アルミの宿命としてやや重いこと、使用雲台の重さもあってせり出したときにバランスを崩しやすいこと。

・Manfrotto テレスコピックポール
手持ちのランカースタンドに渡してバックグラウンドを下げるために購入。これまではハーフサイズのペーパーに対応した伸縮棒しかもっておらず、それをスーパークランプに噛ませて運用していたが、フルサイズのペーパー(とモスリンのバックグラウンド)を使う必要が出てきたので購入。質実剛健で良い。ライトスタンド等もそうだが、Manfrottoの製品は作りがしっかりしており、安物のスタンドなどにある固定が妙に甘いという様なことがなく頼れる。

・Elinchrom D-Lite RX2/2 TO GO
200Wsモノブロック二つ、スタンド二本、ソフトボックス二つのセット。これまでモノブロックは国産のものを三つ使っていたのだが、それに加えて出力が揃ったものが二つ一組で必要になって購入。ソフトボックス、スタンド、リフレクタ、さらにはワイヤレストランスミッタが付属してとにかくコストパフォーマンスが良い。アンブレラ用のリフレクタが一つしかついてこなかったのでもう一つを追加購入したが、これも良心的な価格。
注意点としてはアンブレラのシャフト径が7ミリと細く、国産のアンブレラはほぼ例外なしに使用できず、純正のアンブレラがそれなりの価格なこと…と言いたいところだが、マウント部近くにアンブレラを挿すところがもう一か所あり、それを使えばややオフセット気味ではあるものの7ミリ以上のシャフトが使用できるので問題なし。
海外ストロボの常としてスタンドとの接続が国産機と雄雌逆となるが、スタンドは付属してくるのでやはり問題なし(付属品以外のスタンドを使おうと思ったときに少し厄介かも)。
EL-Skyport Transmitterがとても使いやすく、メインストロボの座に躍り出る…かと思いきや、付属のソフトボックスがやや組み立てづらいので、ついこれまでのセットで出かけてしまうことも多い。

・SB-80DX
スレーブ増灯用に中古で購入。はじめてSB-800をいじった時にも思ったけど、チャージ時に音を鳴らすとまるでモノブロック。とはいえモデリングランプがないのでモノブロックを完全に代替するまでには至らない。ニコンのスピードライトは壊れにくいイメージがあるが、これもかなり頑丈。SB-24は二個買って二個とも壊れたけど。

・YN-560 III
ワイヤレス増灯用に中古で購入、したのは2016年だったかな。記憶が曖昧。モノブロック用にYongnuoのトリガーを使っているのでそれで同調して光ってくれるなら、と導入したのだが、半年くらい使ったところでフル発光病を発症。電気の知識とはんだごてがあれば修理できるらしいが、知識も度胸もないので部屋の隅でほこりをかぶっている。