DP1s修理から戻る

http://d.hatena.ne.jp/l_ange_dechu/20120413/p1 にて書いた、画像記録異常のDP1sが修理から上がってきた。
添付されてきた修理品納品書によると不具合箇所現象は「記録画像異常(色ムラがある)」となっており、処置内容は「再キャリブレーション調整致しました。」となっている。
早速テスト撮影…と行きたいところなのだが、今日はちょっと忙しくて外出できそうにないので、部屋で簡単なテストをしてみた。銀一シルクグレーカードから約30センチのところにカメラを設置。カードの右前方45度くらいの位置からモノブロックをベアバルブで直射して撮影した。ホワイトボックスではない普通の部屋なので、反射による若干の色の偏りがありちゃんとしたテストとはいえない。まあ、細かいことを言い出すとカードもちょっと反っちゃってるし、カメラとカードがきちんと正対しているかといわれると心もとないし、ストロボも置き方がいい加減だし、環境光残っているし…となるので細かなところは勘弁して欲しい。

DP1s、1/60、f8、ISO100
画像はSPPで画像を開き、「オート」で出力、フォトショップで縮小のみしたもの。個人的には、かなりよくなったと思う。X3FをSPPで開いたときの緑かぶりがなくなり、最初にデータを開いた「オート」状態でほとんどスポイトの必要ないグレーが出ている。よく見ると中央部がわずかにレッド寄り、その周りを囲むようにシアンのリング、さらにその周囲にマゼンタのリング、と複雑な色の偏りが見て取れるが、私としてはこれくらいなら許容範囲だと思う。
なお、この色の偏りはアンダー目に撮影して全体を持ち上げると目立って来るようだ。適正露出であればそれほど目立たないので、露出には神経を使うカメラなのかもしれない。
ちなみに、手持ちのDP2でテストしてみたところ、弱くではあるが、似た傾向の色の偏りが見て取れた。

あとはフィールドで使って確認するだけだ。