中古で購入したSIGMA DP1sが外れだった

症状としては、記録された画像に色むらが発生する、というもの。この件については「DP1s 色むら」や「DP1 色むら」で検索すると類似した事例がいくつか出てくる。中には「新機種のDP1xへと交換」で対応という事例もあった。
私はDP2オーナーだ。DP2は今時のコンパクトデジタルカメラからするとやや使いにくいところがあるが、そこにさえ目をつぶればたいへん良いカメラで、私は満足している。そこでより広角なレンズを搭載したDP1シリーズの導入を検討していた。
そこへ先日DP1merrilの発表があった。正面から見たときにレンズが左に強く寄ったスタイルに買う気をやや殺がれた私は、中古で安価になっていたDP1sを購入した。購入前に下調べしたが、DP1の問題であった赤飽和問題は1sで改善されているとのことだった。俗にサッポロポテトと呼ばれる輝点の周囲にゴーストがでる現象も、DP2を使用している限りでは使用法で回避可能な問題のように思えた。
DP1sが届いた。仕事の移動中に何枚かスナップを撮影し、家に帰ってSPPでデータを開く。そして色むらを発見した。

SPPで問題の起こっている画像を開く。ひとまずすべてオートに設定。タイルの色が緑かぶりを起こしている。

スポイトでタイルの一部を指定し、色を補正すると色むらが現れる。中央部でマゼンタ・レッド、周辺部でシアン・グリーン。
おまじないでホワイトバランスを「オート」から「晴れ」に設定したり、最初からやり直してみても劇的な変化はなし。

SPPのバージョンはDPシリーズで利用する範囲では最新である。

SPP上で可能な範囲で追い込んでこんな感じだろうか。これ以上はPhotoshopでマスクを作らないとならないだろう。

この問題は入り組んだ被写体や、色の偏りがある被写体を撮影したときはあまり目立たない。しかし、彩度の低い均一な面などを写したときにはっきりと見えてくる。DP2ではこのような問題は遭遇したことがなかったので、面食らってしまった(このような記事を書くくらいには)。
ひとまず、販売店に連絡したうえで返送し、何らかの対応をとってもらうことにした。続報があったときには再び報告したい。