朝からずっと、ヒヨドリくらいの大きさの鳥が向かいの家の屋根で啼いている。
尾を伸ばさないで短くヒヨヒヨヒヨ、と三度啼くと一旦休み、また同じ様に啼く。
昼頃になると一時、スズメの群れが加わって賑やかになったが、すぐにどこかへ行ってしまった。
あの鳥はというと近くの電線にまだ居残っていた。
誰かを探すかのようにヒヨヒヨヒヨ、といまだ啼いている。