せんだいアートアニュアル

せんだいアートアニュアルでは、審査員が鑑賞した作品のキャプションにシールを貼っていき、それによって何人の審査員がその作品を見たかがわかるようになっている。
審査発表会が行われている時、私は友人とともに作品を見て回っていたのだけれども、今回グランプリをとった作品にはシールが二枚しか貼られていなかった。
結果を知ったとき、五名の審査員のうち二名しか見ていない作品がグランプリに輝くのは不思議なことだと思ったが、審査結果を見てみるとグランプリ作品には「賞(推薦)」に二名、「賞」に一名の票が入っている。見てもいない作品に票を投じることは審査員として行えない行為だろうと思うので、シールを貼り忘れたのか、閉場後に(シールを貼らずに)見たのだろう。
あのシールは何の意味も成しては居ない。
(当日、メディアテークは人を各審査員に一人づつ、都合五人を雇い審査員の後につけてシールをつけさせていたが、あの意味の無いシールに、はたして人を雇うだけの必要があるのだろうか?)